年を取るごとに増えるお肌の悩み…。
「モデルのようなつるつる肌になりたい!」「もちもち肌だった20代に戻りたい!」そんな思いを持ちながら日々せっせと頑張るスキンケア…。
だけどいくら時間をかけてスキンケアしたところで一向に肌の調子は良くならない、勇気を出して高いお金を払ってエステやエイジングケア製品を使って一時は良くなるが、やめた途端に元通り…。
なんてこと良くあると思います。
ですが、綺麗なお肌になるために頑張っているそのスキンケア、本当に必要なんでしょうか?
実はお肌は奇跡の再生能力を持っています!
美肌になるにはまず、正しいお肌の基礎知識を知ることです。
ここではお肌の基礎知識について、細かく紹介していきます。
顔も背中も同じ「お肌」です、背中ニキビ・シミの対策にも役に立ちますので、このお肌の基礎知識を知り、日々ジッテプラスを使用して背中のトラブル改善に活かしていってください!
 

肌の基本① 〈表皮と真皮〉

皮膚は人体で最大の臓器です。
成人の全身の皮膚を広げると、畳約1畳分にもなり、重さも約3~4キログラムと、堂々の第1位です。2位は脳の約1.4キログラム、3位は肝臓の約は1.2~2キログラムですから、いかに重いかがわかります。
この人体最大の臓器は、皮の表面をおおっているとても薄い表皮と、その下にある厚くて丈夫な真皮との、ふたつの層からできています。
厚くて丈夫な真皮は、その上の薄い表皮を支える「裏打ち」のようなものです。
皮膚はいわば、厚くて丈夫なタオルの表面に、薄いラップを貼りつけたような構造をしているわけです。
表皮の厚さはわずか0.04~0.07ミリメートル。
ラップ1枚ほどの厚さですが、そこには表皮細胞が5~10層、重なるように並んでいます。
生きた細胞の層なのに、そこには細胞に栄養を供給したり、老廃物を排泄したりするための血管もリンパ管もありません。
そのような環境のもとで、無数の細胞が生きて活動しているというのは、ちょっと不思議な気がします。
真皮は表皮のざっと10倍ほどの厚みがあり、おもに、弾力に富んだ丈夫なコラーゲン線維と、それを製造している線維芽細胞で形成されています。
肌に弾力やハリがあるのも、この真皮のコラーゲン線維のおかげです。
ちなみに、革のバッグや靴に使われるのは、牛などの真皮の部分。いかに丈夫かがわかります。
なお、真皮には、表皮とちがって、栄養を吸収し、老廃物を運ぶための血管やリンパ管が縦横にたくさん走っています。

肌の基本② 〈角層〉

皮膚にはもうひとつ、絶対に忘れられない層があります。
角層です。
表皮の表面部分、つまり皮膚の外側表面をおおっています。この角層はなんと死んだ細胞の集合体!
表皮細胞がぺちゃんこになった硬い「死体」たちです。この死体たちは角質細胞とよばれます。
角層では6角形、または5角形の角質細胞が10層ほどびっしりと重なりあっています。
角質細胞と角質細胞の間には脂性の「糊」があり、細胞同士をしっかり貼りあわせています。
この脂性の糊を細胞間脂質といい、保湿の重要な主役となります。そして、細胞間脂質の主成分が、よく聞かれるセラミドです。
角層の構造はよく、皮膚科の教科書などで、「レンガ」と「モルタル」にたとえられます。
レンガが角質細胞で、モルタルが細胞間脂質です。
つまり、角層は死んだ角質細胞というレンガと、細胞間脂質というモルタルとが何層にも重なりあった、丈夫でしなやかな「壁」といえます。
それだけではありません。細胞間脂質の中を電子顕微鏡でのぞくと、水、油、水、油、という形で、油と水の層が交互に、いく重にも重なっているのがみえます。
細胞間脂質の中でも2種類の性質の異なった「材料」で壁が形成されているのです。細胞間脂質が保湿の主役であるのも、この構造のためです。
このように角層は、角質細胞と細胞間脂質からなる「レンガ+モルタル」という構造の壁と、細胞間脂質の中の「水+油」による壁との、二重構造になっているわけです。
この二重構造の壁、角質がラップのように皮膚をおおって、乾燥などから皮膚を守る保湿膜として働いているのです。
角層という保湿膜のおかげで、体内の水分がたやすく蒸発することはなく、また、外部からの化学物質や異物も容易には侵入できません。角層は皮膚の最前線で、もっといえば体の最前線で、体内の水分の蒸発を防ぎ、外部からの化学物質や異物の侵入も防ぐ、きわめて強力なバリアとして機能しているのです。
死んだ角質細胞のつくりだす0・02ミリメートルほどの膜、角層が、それほど重要な働きをしているとは、まさに奇跡です。
そしてそれは、「レンガ+モルタル」という角層の構造による奇跡にほかなりません。

肌の基本③ 〈新陳代謝


では、角層をつくる表皮細胞はどこで生まれ、どのような一生をすごすのでしょう。
表皮の最下部に位置し、真皮との境の波状に入りくんだ部分が基底層です。基底層には母細胞とも呼ばれる基底細胞がならんでいて、そこではつねに細胞分裂がおこなわれて、新しい表皮細胞が次々に生まれています。
表皮細胞は生まれて14日ほどで角層のすぐ下までたどりついて、そこで死を迎えます。
表皮細胞の寿命は14日ほどしかないのです。
人間なら死んだ時点ですべての役割を終えますが、皮膚の細胞は死んでからが、いわば「本番」です。そのあと角質細胞となって、保湿バリアとして大活躍するわけです。
角質細胞もまた、下からやってくる新しい角質細胞によって徐々に押しあげられて、10日前後で最上部に到達します。
この間、バリア機能を担うまでに成熟した角質細胞は皮膚の表面で33~4日問、乾燥や外界の刺激から肌を守る役目をはたしたあと、垢となってはがれ落ちます。
そうして、すぐ下に控えている角質細胞に役目をバトンタッチします。
さらに、任務をはたした角質細胞が最後に垢として落下したとき、そのシグナルは基底層に伝わって、新しい表皮細胞が1個生まれます。
ちなみに、皮膚表面がつねに平らな状態を保てるのには理由があります。1個落ちたら、1個生まれるというように、角質細胞と表皮細胞の増減がつねにコントロールされているためです。
以上のように、皮ではつねに細胞が生まれては死んで、新しい細胞と入れかわっています。
これを皮膚の新陳代謝といい、新陳代謝によって新鮮な細胞がいつも皮膚に供給され、その結果、皮膚はつねにフレッシュな状態に保たれているのです。

理想はどんな肌ですか?

表面の角質細胞が1個はがれ落ちると、それがシグナルとなって基底層で新しい細胞がひとつ生まれると書きました。
逆にいえば、新しい細胞が生まれるためには、表面の角質細胞がスムーズにはがれ落ちる必要があるのです。
正常な皮膚では、表面の角質細胞が空気にふれて乾燥すると、火であぶられたスルメがカールしてめくれあがるように垢としてはがれ、自然に落下していきます。
規則的にはがれ落ちていれば、基底層でも次々に新しい細胞が生まれます。すると、表皮が厚くなり、その分、肌の表面に波打つ余裕が生じて、キメが深くなり、キメに固まれた網目模様の中も勢いよくふっくらと盛りあがります。
しかし、化粧水やクリームなどをつけて肌の表面をベタベタにしていると、角質細胞は乾燥せず、カールもできないので、はがれにくくなります。
つまり新しい細胞が生まれにくくなります。
この例からもわかるように、皮膚表面は多少乾燥しているほうがよいのです。
まだ顔に化粧品をつける習慣のない、10代の美しい肌の女性がいたら、ぜひその肌にふれてみてください。しっとりとか、吸いつくような感じではなく、むしろやや乾燥気味で、きらきらしているはずです。
そのほうが、角質細胞がはがれやすいからです。10代の、何もつけてない健康で桃のような肌なのに、しっとりしていると感じるのなら、汗ばんでいるか、疲れて交感神経が緊張してオイリーになっているかのどちらかでしょう。
理想の肌は「しっとり」ではなく、「さらさら」だと覚えておいてください。